単元36 土地・建物の知識/統計
土地の知識は「地盤が締まっていて水はけが良い=安全」という原則一本で整理できます。低い・柔らかい・水が多い地形は災害に弱い、と覚えてください。建物は4種の構造を材料の特徴から積み上げで理解します。統計は具体的な数値ではなく「増えたか減ったか」の傾向が問われます。
【例で確認】 台地を想像してください。周囲の低地より一段高い平坦地なので、大雨が降っても水は下に流れていき、地盤もしっかり締まっています。これが「宅地に最も適する」状態です。一方、昔の川の跡(旧河道)は周囲よりくぼんでいて水が集まりやすく、地盤もゆるい——正反対の状態です。
【なぜか】 地盤の強さは「どれだけ固く締まっているか」で決まります。長い年月をかけて自然に締まった地山(台地・段丘)は強く、人が後から土を積んだ盛土や、水底だった埋立地は粒子がゆるく、地震の揺れで液状化や沈下を起こしやすいのです。
この単元の論点(5)
読みたいところから開けます。どれも登録なしで全文読めます。
- 地形と宅地適性台地・段丘 :周囲の低地より一段高い平坦地。地盤が安定し水はけも良い。宅地に最も適する 低地・旧河道 :かつて川が流れていた跡でくぼんでいる。周囲より低く、軟弱地盤・液状化・不同沈下のリスク…
- 切土と盛土宅地造成で丘を削ったり谷を埋めたりするとき、 切土 と 盛土 が生まれます。 切土 :地山(もとの締まった地盤)を削り出す。地山がそのまま現れるため 地盤が安定 している 盛土 :土を盛って…
- 液状化リスク液状化は次の条件がそろうと起きやすい。 地下水位が 高い 砂質 の地盤(ゆるく堆積している) 代表的な危険地形:埋立地・干拓地・旧河道・後背湿地 台地や岩盤では地下水位が低く締まっているため…
- 建物の知識建物の主な構造を材料の特徴から整理します。 木造 :軽量で施工しやすい。コスト面でも有利。ただし 防火・耐久性 に課題があり配慮が必要 鉄骨造(S造) :鋼材を使い粘り強い構造。ただし 火熱…
- 統計問題への向き合い方統計問題では、次の指標の 「増えたか・減ったか」の傾向 が問われます。 地価公示(地価の動向) 住宅着工戸数 宅地建物取引業者数 売買による土地取引件数 数値は毎年変動するため、本書には「何…
この単元でよく問われること
論点をまたぐ問いをここにまとめています。○×で答えてから解説を読んでください。
Q. 台地・段丘は地盤が安定しており水はけもよいため、宅地として最も適した地形のひとつである。これは正しい?
A. 正しいです。台地・段丘は周囲の低地より一段高い平坦地で地盤が安定・水はけがよく洪水・地震にも比較的強く、宅地に最も適する地形である。
Q. 傾斜地を造成する際、盛土は切土より地盤が安定しているため、建物の基礎として適している。これは正しい?
A. 誤りです。切土は地山(もとの締まった地盤)が現れるため安定しており、盛土はゆるく軟弱になりやすい。切土の方が地盤として安定している。「盛土の方が安定」は誤り。
「土地・建物の知識/統計」は、読んで分かることと、本番で点になることが別です。点にするための材料はこちらにまとめてあります。
- この単元の一問一答(○×)あと8問
- 本試験と同じ四択 10問(どの肢がなぜ誤りかまで解説)
- この単元の重要ポイント(試験で問われる形にまとめたもの)
- この単元のひっかけ 2件(本試験がどう引っかけてくるか)
- この単元をそのまま宅建専用AIチューターに質問できます
- 間違えた問題だけを自動で拾い直す復習リスト
この単元の問題を解いて、覚えたか確かめる
宅建士AIチューターでは、この単元の一問一答と本試験形式の四択が解けます。 間違えた問題はテキストの該当箇所に戻れて、宅建専用のAIチューターにその場で質問できます。
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